written by ジュピちゃん
心がどんどん近付いて、彼との距離がどんどん近くなってきたと感じると、決まってカンタくんは私の傍から離れていきます。
しかも、離れていく距離も、どんどん遠くなっていっているような気がします。
昨日はバックハグと頭ぽんぽんしてもらい、愛の言葉をお互いにあれだけ交わしたはずなのに、翌日には、アレ？このヒト別人？と思うほどに素っ気ない態度で冷たくされます。
頭では私も解かってる・・・彼がなぜそんな態度を取るのか。
でも本当に悲しいという感情に襲われます。
きっと彼だって迷ってる、悩んでる、苦しんでるに違いない。
でも、本当のところはどうなの？私の事が本当に好きなの？
あからさまに冷たくされると、今までの愛の言葉やたくさんの嬉しかった出来事が全て霞(かすみ)がかかったように見えなくなり、切なくて不安でたまりません。
三次元の世界では、私達は許されない関係で、私達には未来なんてなくて、希望なんて持ってはいけないのです。
彼のつれない素振りを目の当たりにする度に逃げ出したくなるのですが、社員のみんなを含め、彼の抱えるたくさんのものを一緒に抱えてしまった以上、簡単に無責任に会社を去る事もできず。
2人の距離が振り子のように揺れるたび、ジュピの感情も大きく揺さぶられていました。
そんなある日、ジュピはとうとう、TRUE HEARTS さんのこちらのサイトを見つけるのです。
記事をどんどん読み進めていくと、
「え？この TRUE HEARTS さんとまいたけさんって、ジュピとカンタくんじゃないの？」
と錯覚するほどに共通点・シンクロを見つけてしまいます。
速攻メガ盛り恋愛相談へ飛び、TRUE HEARTS さんに今まで起こった出来事、現在の状況、誰にも言えなかった全てを打ち明け相談しました。
TRUE HEARTS さんは、ジュピの悩みを親身になって聞いてくれ、たくさんのアドバイスをしてくださいました。
「頭で理解している常識」と「心の底から湧き上がってくる愛の感情」は相反している。
「彼とどうなりたいのか」「どうありたいのか」を「常識」の範囲を大きく打ち破って、もう一度気持ちの整理をしてみることが大事、と教えてくれました。
サイトには書かれていない、TRUE HEARTS さんとジュピの共通点もたくさんあったり、まいたけさんとのマル秘エピソードも交えてくれたり、とても楽しいやり取りが続きました。
かの有名な(笑)、不届き不埒な宇宙オーダーも教えてもらい、さらには TRUE HEARTS さんとジュピのお誕生日が一緒だと知ったのもこの時でした。
紹介してくださった書籍を読み、宇宙オーダーもたくさんしました。
するとなんと、TRUE HEARTS さんとのやり取りを続けている真っ最中に、ジュピの周りで不思議な事が次々と起こり始めます。
まず1つ目。
夜中に、彼の気配を感じるのです。
私の上に覆いかぶさり、いつものように触れるだけの優しい、小鳥か！キスをしてきます。
私は「カンタさん・・・カンタさん？」と何度もつぶやきました。
身体を密着させて、（ちょっと卑猥でゴメンなさい、でもホントなんだもん）股間を少し揺らしてきます。
私が下半身の方へ手を伸ばすと、パッと彼の気配は消えてなくなりました。
このような「彼の気配」が、色んなバージョンで月に1～2度起こるようになります。
そして2つ目。
カンタくんはモノを失くしたり、壊したりするのがとっても得意で、ある日バックアップをとるため壊れかけのスマホを預かっていました。
操作してるとブラウザが開いてしまい、エッチな動画を見た履歴がゴロゴロ・・・(^-^;
よくよく見てみると（よくよく見ちゃいましたｗ）、履歴の全てが、ジュピとキスをした翌日に閲覧されているのです。
カンタくん、やっぱり私と本当にしたいんだ。嬉しい。。。
あ、したいけど我慢するってハッキリ言われてたんだった。。。
でもでも、そんなにしたけりゃすればいいじゃん！
なんなのあの鉄壁の理性は！
と腹が立ったり・・・
そしてそして3つ目は。。。
TRUE HEARTS さんとのやり取りが3往復目にさしかかった頃、会社の超最大危機が勃発してしまいます。
今もこの問題は完全には解決しておらず、余波も大きく、まだまだこれから試練は続く予定なので、詳しい内容は差し控えさせていただきます。
（ジュピさん入社してから、ずっと何か起きてるよね、と他の社員さんに言われてますが、ジュピのせいではないです。。。）
皮肉にもこの事件をきっかけに、久しぶりにカンタくんと2人で食事に行きました。
でもこの日の2人は、「お別れ」を決めて会ったように思います。
「俺は、みんなの幸せのために毎日頑張ってるつもりだったけど、最近自分の欲が出るんだ。そんな気持ちを持っちゃいけなかったんだな。頭の輪っかを絞められた。孫悟空みたいなもんだ。」
とカンタくんが言います。
今回の事件はカンタくんのせいで起こった訳ではないのに、自分が我欲を持ったせいで起きた、というような事を言っていました。
そんな彼に、私は素直に自分の気持ちを伝えました。
「私はカンタさんが好きで、でも怖くて逃げ出したい気持ちもずっとあって、毎日迷いの中にいて。でも今回こんな大変な事が起きても、あなたは経営者として堂々としてる。私達社員を一生懸命守ろうとしてくれている。私はもうあなたから逃げないと決めました。あなたにずっとついていくと決めたから。」
カンタくんは、
「ありがとう。ずっと傍にいてくれるんだな。お前は社員みんなを助けてやってくれ。俺達が触れ合う事は、空から誰かが見ていて許されないんだ。2人で高い高い所へ行って、みんなを見守って、みんなで幸せになろう。」
と言いながら微笑みました。
「私とカンタさんは、心が繋がってるよね。チャクラって知ってる？（ウンとうなずくカンタくん）私達は間違いなく、ハートのチャクラで繋がってるよ。カンタさんも分かってるよね？（またウンウンとうなずくカンタくん）だからきっと大丈夫。私もカンタさんと、高い高い所でも繋がりたいから、そうなれるよう頑張る。」
その日私達は指一本触れ合うことなく、ポツポツと歩きながらこんな宇宙な会話をしていました。
これが霊的覚醒のきっかけになった出来事だったのか？と聞かれても、私もよくわからないのですが、明らかに3次元的な仕事上の試練でもあったのは事実かなと思います。
別れ際、ジュピは1人タクシーに乗せられ、見送るカンタくんとタクシーの窓越しに手を重ねて、見つめ合いました。
カンタくんの悲しそうな笑顔、ガラス1枚隔てて重ね合った2人の手、胸が締め付けられるほどに苦しかったのを、今でも思い出します。
タクシーが動き始めた後ジュピは、声を出して泣きました。
「こんなに人を愛せたのは初めて。」
彼に出会え、彼に必要とされているだけで、私は宇宙一幸せだと思いました。
この先何があろうとも、必ず2人なら乗り越えていける、乗り越えて行くしかないと、「お別れ」を決心した夜でした。
つづく
TRUE HEARTS から今回の作品へコメント
読んでて涙が出そうになりました(T_T)
実は、リアルタイムでジュピちゃんとカンタくんの、タクシーでの体験があった当時に、私はジュピちゃんからこの話を伺っていましたので、あの時そんな状況だったのかと改めて思い出しました。
ジュピちゃんから聞く、普段のカンタくんというのは、猪突猛進型でエネルギッシュな行動派の男性像だと私は感じています。
その姿は、異性としても魅力的で、恐らく周囲の女性たちからもモテるであろうと予測します。
でも、ジュピちゃんと一緒にいる期間のカンタくんは、性格的にとても繊細で宇宙を感じていて、そして感覚的にツインの相手だと理解しているであろうジュピちゃんに対して、恋愛の次元を超越した何かを以って、別次元の統合をすでに果たしているように思うのです。
すごいな、と純粋に想います。
自分自身に置き換えてみたら、果たしてジュピちゃんとお同じ行動ができるのか、人生の次元を何か超えているミッションを果たす流れに乗れるのか、圧倒的なジュピちゃんとカンタくんのすごさには、私も・・・上手な日本語が見つからないのですが、せめて表現するなら、尊敬の気持ちでいっぱいになります。
この記事を読んでくださったあなたにお願いしたいのは、そんな彼女のことを、ぜひ心の中で応援してくださいね～！ということです(≧◇≦)
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